ムードに合わせて楽しめるラム

ラムは風味の重さで3タイプに分けられています。
軽い順から紹介すると、ライト、ミディアム、ヘビーとなります。
この風味の違いは、蒸留方法と熟成方法によって様々に変わってきます。


・ ライト・ラム
水で薄めた糖蜜を、純粋培養酵母で発酵させ、連続式蒸留器で蒸留します。アルコールの度数を調整する割り水を行い、
貯蔵タンクまたは内側を焦がしていない樽で、熟成・ろ過します。
やわらかな風味とデリケートな味が特徴です。


・ ヘビー・ラム
糖蜜を自然発酵させ、更にさとうきびのカスなどを足して再発酵させます。
この発酵工程によってヘビー・ラムの独特な風味がつきます。
蒸留は単式蒸留器で行い、内側を焦がした樽で3年以上熟成させると
樽から色や香りが染み出て、濃い褐色で豊かな風味のラムが生まれます。


・ ミディアム・ラム
発酵方法や蒸留方法をライトとヘビーの中庸をとって製造されているため、
雑味のないラムを味わうことができます。
旧イギリス領では単式蒸留器、旧スペイン領では連続式蒸留器が
使用されていることが多いと言われています。


他にもハーブや果実で香り付けしたラムを、フレーバー・ラムといい、
ブラジルのビンガ、東南アジアのアラックもラムの仲間と言えるでしょう。


ラムはカクテル!というイメージが強いのですが、
ラムの持つ豊かな味わい香りを楽しむためにも、
ロックやソーダ割りなどで楽しんでみてはいかがでしょう。

今夜の私の気分は・・・・ゴールドのロックかなぁ。

2004年9月19日